西山ハイキングクラブ 25周年記念海外山行 感想文 「常夏の島 ハワイへ」より (6)

最高だったハワイの旅

第一には風が違う。

常夏のハワイと言われているのだからと、覚悟していたが、木陰のそよ風はとても心地よく、子供の頃の畑の土手の木陰を思い出し、心安らぐ風だった。

第二は空港のカオが違う。

立派な近代建築の空港の中で、眉の間にしわを寄せ問答無用とも云わんばかりの表情で事務手続きをする審査員や、あくせく追われるように荷物の受け付けをする美人のお姉さんに送られ緊張と不安で日本を離れた。ホノルルとヒロ空港では片言の日本語と笑顔で頷き、OKのアイコンタクトが出迎えてくれた。何処でも構内には緑の庭が備えてあり木々には花が咲き乱れていた。お陰で旅の緊張感を和らげ旅情を盛り上げてくれた。

第三は天災自然を受け入れ存在していることだ。

ヒロの町を度々襲った津波の高さがヤシの木に幾筋も記されている。防波堤はあるがとても津波が防げる高さのものではなく、津波のときはサイレンで警報が行われる。常日頃は(月に一度)正午にサイレンを鳴らし、住民と共にサイレン作動の確認をするそうだ。ヒロ湾には、湾を堤防で遮断しているかと思うぐらい長い堤防がある。防津波目的ではなく、船の安全が目的だと聞く。

キラウエア火山から一体を国立公園とし島の在来種の動植物保護に努めている。広々とした草原の牧場は持ち主が酪農を止めることがあれば、その土地を買い上げ国立公園を広げ森を本来の島の姿に返す方向にあると云う。公園内の散策道は人がすれちがえる程度の小道で囲いもない最小限のものである。この小道は世界大恐慌のおり、若者の仕事おこしとして取り組まれた公共事業だと云う。また、専用道は管理人用と思われる物も無かったように思う。自然保護や共存は随所に感じることが出来た。一方公園管理に手が回らずポランティアや募金を取り込んでいるが警護啓発を考えれば素晴らしいスタンスだと思う。

第四はワイキキの砂浜にゴミが一つも落ちていなかったことである。

砂浜にまで侵食するホテルの建物とビーチチェアーには呆れたが、砂浜の綺麗なのには驚いた。フードショップの屋台もあるのに空容器や空き缶など一つもない。ハワイには自販機が見当たらず、酒を買うにも身分証明書が必要なことなども要因の一つかも知れない。勿論、海からの漂流物も無く手入れ管理がよく出来ている事に感銘した。私の故郷も昔は海水浴場で旅館や民宿が繁栄していた。砂浜も奥深く結構長いものであった。経済成長と共に山や岬を削り堤防を造り台風の防災対策に防波堤を築き砂浜を二分にした。潮の流れが変わり砂は侵食され浜は荒れ果ててしまった。学校ではプールで泳ぎやがては学校も姿を消した。夜には海水浴客でにぎわった村のメインストリートもいまでは誰一人歩いて居ない。地方の過疎化が問題になって月日はずいぶん流れたが未だ答えは出ていない。

今まさに東日本震災復興計画が検討の渦中にある。これまでの様に多額の金を使い自然を支配する復興ではなく、ハワイ島で感じた自然の有り様と共に成長する復興であって欲しいと思う。

最後にハワイと自然をこよなく愛し熱心にガイドをして下さった長谷川さんに最後の贈り物レイのお礼と共に心から感謝申し上げます。



tag : ハワイ島 ヒロ エコツアー

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