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森林文化協会主催のハワイ島の旅

Shinrin Bunka Kyokai 122007

<<古橋 久さんからのお便りです。>>

昨年 12月 2~7 日の森林文化協会主催のハワイ島の旅は、ハワイでも雪が降りスキーができることや、日本と全く異なる草や木々の植物達には驚くとともに、キラウエア火山の雄大さ等、ハワイの大自然に魅力された楽しい旅で、マウナケアには雪が降るとはいえ、暖かなハワイの島が偲ばれます。

特に貴方様の懇切な説明には敬服しましたが、ハワイのガイドブック・「ハワイ本 ? (エイ出版社)」、「ハワイ島(ダイアモンド社)」に貴方の勇姿が記載されているではありませんか、楽しく拝見させていただきました。

さて、私は、植物に少し関心があるため小笠原を 10 回ほど訪れ、本土との植物の違いに驚いていたが、ハワイの驚きは想像を超えるものでしたねー。

これからもハワイの大自然を愛し、御活躍されることを祈念して旅のお礼にしたいと思います。

いつの日か、お会いできる日を楽しみ!

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<<古橋 久さんの備忘録からの抜書きです。>>

アメリカのグランドキャニオンやヨーロッパのアルプス連峰を訪れるたびにその雄大な自然に魅了され、これからも、長い飛行時間や軽いハイキングに耐えられる程度の体力があるうちに、機会があれば訪れたいと思っている。今年はどこにしようか、暮れに沖縄の海水浴にしようか、春先の台湾にしようかと思案していたところ、新聞紙上に「ハワイの自然探索」という案内記事が記載されていた。ハワイといえば、日本人が1番に訪れる観光地であるが、日本一の富士山よりも高い山や溶岩を噴出する火山があること、白雪をいただいた山頂ではスキーを滑りながら海水浴ができるというユニークな、夢のような島であることに魅力を感じ、「スキーで大汗、海水浴を!」という夢を抱いて、 1 度は訪れたい第1候補地でありました。

海水浴や買い物を主体とした観光案内は多数見られるが、火山や植物等の探索を主体とする案内はなく、今回の案内は私の希望通りの旅なのです。足に少々の不安がある家人も参加できるかと聞いてみると、「歩くのは、 40 分ぐらいのハイキング。」、「普通の人であれば、十分に歩けます。」とのことで、即刻申し込みました。それからは、買い求めてあった本(「ハワイの花」、「ハワイ・トレッキング」、「ハワイイ紀行」)や図書館からの借り入れ本(「ハワイ・ブック」)で、ハワイの歴史、自然、特に火山や植物について、少しばかりの勉強をして出発を待ち遠しくい思ったものです。

このように自然の探索を主体としたツアーなので、訪れる島はハワイ島、ワイキキビーチの海水浴を楽しむコースではなく、ハワイ島でも海水浴の予定もありません。旅のタイトルは「ハワイ島の大自然と文化に触れる旅」ということで、成田空港からホノルルへ、ここから国内線に乗り換えてハワイ島のヒロ空港へという日程です。

現地の女性ガイド・長谷川久美子さんは、「ハワイ島エコツアーガイド・ナチュラリスト」として植物、動物、火山等の自然に専門知識を有する人として、市販されている多くのガイドブックに紹介されており、楽しい、ユニークなハワイの旅が期待できそうである。

1日目:

ヒロ空港からハイウエイを走り、ガイドさんの話を耳にしながら、車窓からの景色を楽しむが、道路が広いこと、車が左側通行であること、街路樹が大きいこと、そして住宅地は道路沿いに青々した緑の芝生が、その10m先に住宅があるという清々しい景観等、日本の町では見られないような街造りであることに実感する。

アカカ滝は滝壺まで堂々と落下する豪快なもので、水は白糸のようになって滝壺に流れ落ちるのです。周囲の地形を見ると大きな擂鉢状になっているが、長年にわたるアカカ滝の激しい活動により侵食されたのでしょう。空には、ハワイ島の固有種である「ハワイノスリ」が飛びまわり、展望台の近くには、「カップ・オブ・ゴールド(ナス科植物)」が黄色の大きな花を咲かせたり、日本では見られない滝の姿に感動したものです。

アカカ滝見学後、いまだアカか滝の感動覚めやらぬ中での最初の昼食、農場を経営する農園レストランでの野菜、果物をたっぷりと使ったサンドイッチやマンゴー等の果物のジュースは美味しいものでしたねー。庭先に設けられたテーブルでの食事、厳しい日差しの中での野外の食事もなかなかおすなもの、できれば「ビール」なんて思いましたが。店の周りには、収穫したバナナやスターフルーツ、アボカド等が無造作に箱に入れられ、庭先にはバナナやパイナップル等がたわわに実を付けていた。レストラン前には、ススキやアシの様な穂を靡かせた草が茂っていたが、ここは元サトウキビ栽培地で、今では野生化したものが繁殖したものだといい、なぜか故郷の茅畑を思い出す不思議な光景でした。

ホテルは海や公園を前にし、遠くにはハワイ島の象徴・マウナケアを前面に望むと言う絶景の場所で、明日からのマウナケアの姿を眺めることも楽しみの1つになる。

ウクレレとエレキギターのハワイアンの生演奏、そして中高年の婦人達のフラダンスを眺めながらの夕食となり、冷えたビールに白身の魚、野菜サラダ、紅茶、アイスクリーム等、お腹いっぱい腹いっぱい。

2日目:

今日の見学地は旅のメインでもあるキラウエア火山、空を見上げると、青空もあれば曇りもあるという微妙な空模様だが、どうにか午前中は持ちそうである。ヒロへの通勤車が込み合う反対側の車線に対して、我々の車はガラガラスイスイの軽快なドライブ、わずか45分でキラウエア・ビジターセンターに到着、即ガイドからハワイ諸島のでき方、ハワイ島の状況、キラウエア火山の歴史等について詳細な説明を受ける。ビジターセンターには、多く老若男女のアメリカ人が訪れており、この中でも小学生が3台の黄色のスクールバスで訪れる等、子供達の教育施設としても利用されており、この教育環境が羨ましくなってしまう。充実したシステムでの管理・運営は、最近整備されつつある日本のビジターセンターに比較しても、見学者の満足度は数段に高いものと思われる。

日本人の観光客が多いというハワイであるが、ここキラウエアには我々以外には見当たらず、ほっとした気分の中、車窓からいろんな花や珍しい木々を眺めながらの一走り、やがてやがて草紅葉の平坦な草原に至る。道路沿いには、熱い水蒸気が吹き上がる噴出口があり、生暖かな気流が顔を洗い流し、まるで風呂上りのような気分になってしまう。暖かな水蒸気で清めながら簡単な自己紹介をしたが、参加者には全国各地(山形、宮城、埼玉、東京、静岡)の人で、海外旅行の経験者が多いことや植栽等の森林ボランティアが多いことを知りました。このように日頃から自然に親しんでいる人達なので、ハワイの自然の旅にも大いなる関心を持って参加されたのでしょう。

車は鬱蒼とした樹林から疎林の森林に変化する中を走り、やがてキラウエア火山のカルデラに到着し、裸地の中にポツン、ポツンと生える緑やオレンジ色の葉のアマウ(シダの仲間)、鮮やかなブルー色のウキウキ(ヤブランの実に似ている、ユリ科)、赤い実のオヘロ(ツツジ科)、黄色い花や青い実を付けたママネ(マメ科)等の植物達に魅力される。移入種の植物が90%を占めるというハワイであるが、この辺に来ると移入種は少なくなり、ほとんどがハワイ固有の植物だという。カルデラ周辺の裸地に棲む植物達は、数種類の植物たちが寄り添うように棲み合って小さな島状となったり、単独の木は地べたを這う等、強い風に適応して生き続けており、この健気な姿を目にした時、草木達をそっと撫でてしまいました。

この裸地を約50m進むとキラウエア展望台に至り、眼下には直径約4km、深さ約130m、周囲約17kmという擂鉢状の広大なカルデラが現れ、その中には流出したマグマの固まった溶岩の大平野が広がっている。一面に広がる溶岩のところどころに白い蒸気が立ち昇る等、いつ噴火しても不思議ではない生きたカルデラなのです。初めて目にする巨大なカルデラ、その壮大さに圧倒されて目にした瞬間「ウワー!凄ーい!」と驚嘆するのみ、しばし言葉を失ってしまいました。カルデラの周囲は直立した断崖絶壁で、見下ろすと(深さ130m)眼が眩む様な恐ろしさ、今までにも阿蘇山や桜島、蔵王等の火山を目にしてきたが、キラウエア火山はまさに生きている火山です。

帰り道はパラパラと小雨の状況、次に訪れたサーストン溶岩トンネルのシダ林では、アマウ、ハプウ等の高さ5mにも達する巨大なシダ類の中をコウモリ傘で散策でしたが、小笠原でも、屋久島でも、西表島でも体験できなかった大きなシダ、さすがに常夏の国・ハワイのシダだと驚いたものです。このシダは、飢餓の時には食べたともいい、今ではノブタの餌になってしまうというが、ぜひこれからmの元気な姿を見せてもらいたいものだ。オヒア等の高木と大きなシダで構成される林の散歩、ましてや小雨の降る中の巨大なシダを眺めながらの散策は、今までに体験したころのない風情のあるもの、溶岩トンネルを抜けた頃には、シダのトンネルがあと1kmも2kmもあって欲しいものだと思いましたねー。長さ100mにも及ぶ溶岩トンネル、何度もの火山噴火で溶岩が幾層にも積もった様子が見られるところ等、キラウエア火山の凄まじい歴史を物語っている。

豪雨の中、火山の調査に貢献した人の調査の歴史や噴火の資料等を展示した「ジャガー・ミュージアム」を見学したが、その後、雨風は益々激しくなりましたが、ヒロに近づく頃には雲の合間に晴れ間も出始め、海側には私達の帰りを歓迎するかのように七色に輝く虹が現れ、雨を憎んでいた心はさっと消え去って虹のように明るく、華やかな車内になりました。

夕食はベトナム料理、中華料理を専門とするガイドさんお勧めのお店、どんな美味しい料理なのか、期待に胸は大きく膨らんでしまいました。まずは地ビールで今日の幸せに感謝、そして明日の幸せを願って乾杯、ギョウザ、ナマハルマキ、野菜料理、エンドウマメ等で、味付けも日本人向き、その量もかなりたっぷり、食べすぎを気にしながらもお腹一杯の優雅な食事となってしまい、反省することしきりだが、この年になっても美味しい誘惑には勝てませんねー。

この食事の際に、我々を案内してくれる現地ガイドは長谷川久美子さんから、ハワイに生活するまでの自己紹介があり、豊富な知識と活動力敬服したものです。彼女は兵庫県の出身、ハワイを訪れてハワイの自然に魅せられてしまい、植物から動物、火山学等にハワイ島の自然等に非常に造詣の深い人で、その知識は学者並みとも思われるほど、今までに出会った中では最高のガイドさんだと思う。ハワイ島に来てすでに20年、2002年にはハワイ・ネーチャー・アドベンチャーズを設立し(2005年にハワイ・ネーチャー・エクスプローラーズとなる)、ハワイを代表する日本人ネイチャーガイドとして活躍されている。こんなガイドさんにすべての行程にお付き合いいただき、教えられるということは大変に幸せなであり、少しでもハワイ島の自然を学ぶ楽しい、思い出に残る旅にしたいと思う。

ほろ酔い機嫌で寝る前に夜空を見上げると、真っ暗な夜空にオリオン座が輝いており、千葉で眺めるオリオン座よりも輝きが鮮明のようである。

3日目:

昨夜も今日の朝方もホテルの8階でも煩わしい声を耳にしていたが、これは鳴き声が騒々しいので住民から嫌われている、プエルトリコから移入されたカエルの声だという。私には「クイ!クイ!」と聞こえるが、住民達には「コキー!コキー!」と聞こえるので、この鳴き声から「コキー・フロッグ」と名付けられたという。

夜空(朝空?)は雲ひとつない晴れた空だが、今日の快晴を占うものになるのでしょうか。スコールのようなドシャブリの雨が降るかと思うと、静かな霧雨の降る等気象変化の激しいハワイ、今日の樹木観察や体験学習が青空の快晴の中、マウナケアの勇姿を眺めながら無事に終了することを願うのみである。

朝早いカエルコールに耳を傾けながら夜空をじっくりと眺めると、童謡「月の砂漠」に歌われているような金色に輝く三日月が煌々と輝き、その美しさに見惚れて「♪月の砂漠をはるばると・・・・・」と口ずさんでしまいました。三日月の隣には、燦燦と眩しい光を放つ明けの明星・金星が三日月に負けまいとしてチカチカと光輝いていたが、こんなにも美しい光景を目にすることは久し振りのこと、はるか遠くのハワイに来たことを喜んだものです。5時20分・南の空には雲の合間に薄いオレンジ色の晴れ間が現れ始め、今日の晴天を約束するかのようにも思われましたが、果たして来たい通りになるでしょうか。

朝の食事後、ヒロ周辺地域に住み、サトウキビ畑で労働した日系移民者のために造られたという公園を少し散歩していると、目前の沖合いには、港に向けて豪華客船が大きな船体をゆるゆると進めている。海縁に並木状に植えられたモモタマナの紅葉した葉を拾いながらマウナケアを眺めていると、大きな(体長40cm)魚を釣り上げた住民と思われる人が意気揚々と歩いてくる。プリーズと声をかけて魚を見せてもらうと、シマアジのような肌をした美味しそうな魚で、朝酒の刺身にでもするのでしょうか、ニコニコと得意げな笑顔で見せてくれました。

朝食の6時30分・食堂から望むマウナケアは、薄いピンク色に染まりながらも山頂付近の天文台は茶色の山肌に白く輝き、その上の部分は白い雲か、雪に覆われ、ハワイにもこんな景色があるのかと不思議に思われてならない景色でした。今日の晴れを願いながら8時ホテルを出発、ハワイ火山国立公園で樹木を植栽するボランティア作業を行うのです。9時にビジターセンターに到着、うら若き20才代の女性管理官から今日の作業工程の説明を受け、補助者とともに現地に向かうが、この中には60才代と思われる日本語ぺらぺらの女性や、カトマンズからの留学生等10名が同行してくれるのです。

15分ほどで植栽地に到着、若き女性管理官から植え付け作業の目的・植え付け方法等の説明を受けて、いよいよ作業の開始となるが、ヒロの海岸では晴れ間の空が1600mという高度の現地は小雨模様となる。雨が降っても半袖姿で十分な温かさであるが、風邪等を考慮して雨具を付けた姿での作業、中からの蒸れた大汗、外からの雨、作業を開始すると直ぐに汗びっしょりの植え付け作業になってしまいました。

植え付け作業は、溶岩台地の比較的深い土壌のある U 字型地形(窪地)に、高さ30?70cmの常緑樹のポット苗を植えるもの、柄の長さ 1.5 mのスコップで穴を掘るのですが、日本のような上から振り下ろす鍬でないので力が入らず(道具の重さを利用できない)、 20 (縦)x 20 (横)x 30cm (深さ)という小さな穴を掘るのにも大変な労力を要するのです。その上溶岩の出ない所を探さなければならず、穴掘り場所の選択にも苦労いたしました。植栽地にはずでに植えられたり、自然発生した樹木も成長しているので、開いている部分に補植する形となり、半径 10m の範囲に 10 種類、約 20 本を植えるのだが、現在の樹木の配置や将来の成長を考慮して樹木の植栽地を選定するのです。

我々を含めて約 20 名の作業員は二手に分かれ、 9 時 30 分に作業開始して12時 20 分までの休み無しの作業、植え付け目標600本に対して実績は 250 本と不満足な状況でしたが、皆さんが雨の中精一杯努力した結果だと思う。参加者の中には、国内はもちろん中国等の外国にまでボランティアに参加している人もいたが、ほぼ満足した笑顔を見せていた。雨の作業中のハワイの住民と目や手招きの会話、作業終了後の楽しい昼食もあり、これも生涯忘れることのない記念すべき思い出になることでしょう。

作業終了後は、キラウエア火山の噴火により形成されたチェーン・オブ・クレーター・ロード周辺を見学したが、雨は相変わらず止むことなく降り続き、楽しみにしていた溶岩の大海原の景色が心配される。雨が降り続く見通しの悪い中、道路の左右には、鈍い灰色に光る溶岩の転がる広大な荒野が現れ、赤いマグマが草や木々達を燃え尽くしながら流れ出て大地を覆い尽くしたという光景を目にして、火山活動の凄さに驚くとともに、「地球は生きているんだ!」という実感を深くしたものです。

流れ出たマグマが樹木を覆い、その後樹木が燃えて穴の開いた溶岩、縞々模様の溶岩、盛り上がった溶岩、渦巻状の溶岩、餡子色の溶岩、黒砂糖色の溶岩等、溶岩1つ1つがそれぞれの形、模様、色等個性豊かな顔を見せており、自然の創った芸術品には目を奪われてしまう。一粒の土壌もない荒れた溶岩台地で、降雨は流れ去るという生育環境にありながらも、シダ類等の植物は健気なにも生命を宿しているのです。シダ類は、わずかな隙間に胞子を挟み込んでは、わずかな水を吸い込んで発芽し、やがて稚児の手のような葉を大きく広げ、将来は草や木々達が生活できる土壌環境を造るという、植物遷移の最初のパイオニア植物として大きな役割を果たしているのです。それにしても植物の強い生命力には脱帽するばかり、人間はその生き様を見守るしかできません。こんなシダ類の生きる光景を間近に見て、葉立ちの先駆者として「ぜひ生き残ってほしい!大きく育って欲しい!」と願わざるを得ませんでした、将来の草や木々のために。

女神ペレの思い召しなのか降り続いた雨の中の瞬間の晴れ間、一面に広がる溶岩平野を眺めながら車を進めると、やがて溶岩に覆われた急な斜面になり、眼下には、これまた見渡す限りの鉛を溶かしたような溶岩台地が海辺まで広がっているではありませんか。雨に濡れている溶岩台地、この大地が太陽の日差しを受けてどす黒く彩る光景は、何かヨーロッパの宗教画面を見ているような神秘さを感じてしまいました。下方には溶岩で埋め尽くされながらも、ほんの一部残された舗装道路が溶岩の中に見えるのも、溶岩の流れの激しさを物語る象徴といえるでしょう。平地の地べたに広がる溶岩の黒光りする色艶、波を打つ縞模様、飴模様等今でも生きているような姿には、足を踏み込むと赤くドロドロしたマグマが飛び出しそうな恐ろしさを感じて、最初は静かにそろり、そろりと足を下ろしたものです。

ヒロに帰る途中、昨日に続いて虹が私達を迎えてくれたのです。それも右と左から二方から立ち上がる虹で、真ん中では繋がることを期待して眺めていたが、残念ながら繋がる前に消えてしまいました。それにしても 2 日連続の虹との出会い、わが 60 年の長い生涯でも初めてのことでしょう、虹に恵まれたハワイ島、これもまた忘れることのない思い出になることでしょう。

夕食は、刺身や肉、生野菜を大きなドンブリに盛り合わせたもの、和食の大盛りの刺身定食を食べているような食感で、最初はこんな量は食べられませんと言いながらも、終わってみれば完食という美味しいものでしたねー。ビールを持ち込んでのゆったりとした夕食、家族連れの席も多く見られるなど満席の状況で、大衆レストランという最高の食事でしたねー。

ホテルへの帰り道、ガイドさんは再び我々を夢のような世界に導いてくれたのです。人家が少なく暗い夜空が眺められる川岸に到着すると、闇夜の中に車を止めてなにげなく夜空を指差すのです。そこには、天の川、北極星、北斗七星、オリオン座、スバル・・・・・等数多くの星座が輝き、そして、一瞬に現れては消えた流れ星にはどよめきの声を上げたものです。こんなにも温かい中で、ゆったりと夜空の星を眺めたことが、私には今までにあったでしょうか、ふと子供の頃の七夕の飾り付けを思い出してしまいました。美味しい夕食から素晴らしい星の観測まで、ガイドさんに教えられたことの多い一日でした。

4日目:

朝の 4 時 20 分、三日月と明けの明星・金星が金色に輝いている空の中、ヒロ空港からは 1 番機(輸送機)がゴーという音を残して飛び去っている。今日は見学最終日・ 7 時 30 分にホテルを出発、今日の作業地であるマウナケア中腹に位置する森林保護区で、外来種の「ジャーマン・アイヴィー」(日本語はツタギク)を駆除する。

ホテルのレストランからは、マウナケアの山頂もはっきりと見え、山頂には雪とも思える白い帽子が見られ、今日の快晴は間違いないと思いました。朝食のバイキング料理で体力を補強し一路作業地に向かうが、マウナケアの勇姿を眺めながらの素晴らしいドライブ。 8 時 30 分に駆除する場所の駐車場に到着、巾1m程の山道を数分登って頂に、そして50mほど下がると作業現場に至る。

作業現場への上り下りはそれほど険しいものではないが、2000mという高度が影響(酸素不足?)しているのか、昨日の植え付け作業の疲労なのか、あれだけ元気だった参加者も足はゆったり、ゆったりと亀の歩みのようである。私も心臓、肺がパクパクの状況、慌てずに落ち着いて行動することに勤めたが、これからの作業の疲労が心配される。駆除する草は、樹木の下に、土が見えないほどにびっしりと繁茂氏、伸びた蔓が何層にも重なり合って網目状になり、蔓の絨毯という感じである。

引き抜こうとしても、重なり合う蔓全体が持ち上がって引き抜けず、細かく切り離しながらの作業になるのです。引き抜いた蔓は、プツンと値から切り離されてしまうので全部を駆除することは難しく、残された根の部分から再生して再び緑に覆われてしまうことでしょう。抜き取った草は、支給されたビニール袋に詰めるのだが、 60~80 リットル入りの袋は瞬く間に一杯になり、入れるだけ入れてしまうと重くて持ち運びできないのです。(袋もアメリカ人向きの大きなものです。)葉は多肉植物のように厚く、密度が濃いので重くなるのでしょうが、駐車場までの運搬は何度も休憩しなければできません。大汗をかきながらの黙々とした引き抜き作業、作業写真を撮影することも忘れるほどに集中したのですが、途中からは呼吸も苦しくなり、引き抜いては一休みの作業になってしまいました。20才代が1人、30才台が1人、50才台が1人、あとの8人は60才から70才以上という中高年メンバーで、100 ? 程(30坪)は引き抜いたでしょうか。思いもよらぬ厳しい引き抜き作業でしたが、それだけ印象深いハワイ島の旅になったことでしょう。

「ジャーマン・アイヴィー」を駆除終了後、「イミロア・アストロノミー・センター」において、火山、天体、ハワイの文化・歴史についての研修、特にハワイアンがハワイの言語、文化を承継する学校教育をしていることに感動し、キャプテンクックが訪島して以来の病気の蔓延による島民の減少等、苦しみの歴史も学ぶことができました。今では世界中の多種多様な人々の住む島・ハワイ島、アメリカのハワイ州として、多くの観光客を迎える島として発展しているのです。

朝のレストランからのマウナケアの白い帽子は、雲ではなく夜に降った雪だといい、その積雪量は海抜3500mで30 cm 、3000 m で少々ということですが、山頂の4200 m ではどの位ふっているのでしょうか。ハワイといえばワイキキ海岸の海水浴というイメージが強い日本人には、「富士山よりも高い山があり、雪も降る。」と説明しても理解されないでしょう。そういう私も、マウナケア、マウナロアのなだらかな高原状の姿からは理解しがたいことだが、今回目にした雪は本物であり、自信を持って「ハワイには、雪も降る!」と言えそうです。

昼食のハワイの郷土料理は、日本で言うところの仕出屋さんのお弁当、米のご飯に豚肉を載せたものや、豚肉とタロイモの葉をティーの葉で包んで蒸したもの等、なかなか味のある昼食でしたねー。

最後の見学地は、世界有数の天体観測地であるマウナケア山頂にある日本国立天文台「すばる望遠鏡」の山麓研究施設での職員によるレクチャー・研修でした。

夕方の4時30分にホテルに到着、シャワーでの汗流し、明日の帰国の準備と忙しいこと、忙しいこと、準備しながらも旅は終わりかと思うと寂しい限り、このために1人寂しくワインで元気づけることに。旅の最後の晩餐は、宿泊ホテルのレストランでバイキング、ワイン・ビールの見放題(時間制限がある模様?)、何倍ものビールのお替りでお腹は水張れ、最後の晩餐ということで話も大変な花盛りとなりました。参加者の中には、中国、コスタリカ、マダガスカル、アメリカ等外国旅行の豊富な方々もおり、今後の海外への旅の参考になりました。

5日目:

今日は帰国する日、6時30分に朝のバイキング、7時過ぎには人はガイドさんの車、荷物はガイドさんの旦那さんの車で空港へ行くのですが、ガイドさんから、出発前に素晴らしいプレゼントがあったのです。プレゼントとは、ハワイ産の果物をクーラーで冷やして食べさせてくれるもので、マンゴー、リュウガン、ランブータン、パッションフルーツ、アテモヤの5種類、初めての白いアテモヤは、皆が美味しそうに食べていましたねー。

ホテルから10分ほどでヒロ空港に到着すると、ガイドさんから蘭の花(本物です)のレイが手渡され、本当にハワイに来たという気分に浸っての大喜び、別れを惜しんでホノルルへの機上の人となりました。ホノルルへの飛行機の翼には、雪がこびりついていましたねー、常夏のハワイでも上空は冷えているのですねー。

添乗員、並びに現地のガイドさんには大変にお世話になり、予想以上にハワイの自然を楽しむことができた、素晴らしいハワイの旅であったと思う。

Shinrin Bunka Kyokai December 2007
<<石田 明子さんからのお便りです。>>

あけましておめでとうございます。

その後お変わりございませんか? 楽しかったハワイ旅行の余韻を残して新年です。

久美子さんの努力のお陰で「楽しく」「おいしく」有意義な時間を過ごすことができました。はじめてのハワイの花々、木々に回り逢い、雄大な山々に見守られながらの毎日!!体力の限界にもめげず無事帰国出来ました。

今年も久美子さんにとって良いお年でありますよう、お祈り申し上げます。


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tag : ハワイ島 ヒロ エコツアー

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長谷川 久美子

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